
ポスターデザイン:横尾忠則
新型コロナウイルスにより、我々の日常は以前とは一変してしまいました。感染症が世界規模で蔓延する様はまるで映画のようにも見え、時に虚構と現実との境界線が曖昧になったような感覚に襲われます。
コロナ禍が起こるはるか以前から、横尾忠則は、虚実が交錯するかのような緊迫した状況を繰り返し描いてきました。今回は、横尾の絵画における、そうした危機的状況の表現に注目します。
またコロナ禍に反応するかたちで、横尾は現在、様々なビジュアルにマスクや口腔のイメージをコラージュする作品《With Corona》をウェブ上で展開しています。本展ではそれらを展示空間各所に散りばめるようなインスタレーションもあわせて行います。
[会期]
2020年9月19日(土)-12月20日(日)
開館時間:10:00-18:00 [入場は閉館の30分前まで]
休館日 :月曜日[ただし9月21日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、9月23日(水)、11月24日(火)は休館]
[会場]
横尾忠則現代美術館
[主催]
横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)
[助成]
一般財団法人地域創造
[協力]
ホテルオークラ神戸
[観覧料]
一般 700 円
大学生 550 円
70歳以上 350 円
高校生以下 無料
※20人以上の団体割引および前売は行いません
※障がいのある方は各観覧料金(ただし70歳以上は一般料金)の75%割引、その介護の方(1名)は無料
※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください
※関西文化の日〔11月6日(金)、11月13日(金)〕は無料でご観覧いただけます
[関連事業]
キュレーターズ・トーク
講師:当館学芸員
日時:10月16日(金)、11月20日(金)、12月11日(金)、12月12日(土)
※いずれも14:00-14:45
会場:当館オープンスタジオ
定員:20名(先着順)
参加費:無料、ただし要展覧会チケット
横尾忠則現代美術館 開館8周年記念「福引きイベント」
日時:11月3日(火・祝)10:00-18:00
会場:当館オープンスタジオ
参加方法:「横尾忠則の緊急事態宣言」の観覧券1枚(含招待券)につき1回、抽選にご参加いただけます
ラウンドテーブル・トーク「Y+TMOCAの舞台裏」緊急事態編
出演:当館学芸員
日時:11月21日(土)14:00-15:30
会場:当館オープンスタジオ
定員:20名(先着順)
参加費:無料、ただし要展覧会チケット
*その他の詳細は、決まり次第お知らせいたします
横尾忠則の緊急事態宣言 ギャラリートーク(21分54秒)

《ライオンと緑の月》1996年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《トイレ内のミステリー "Y"》1995年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《壊された五条大橋》1998年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《Devil Man》1999年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《その後の天国と地獄》2009年 横尾忠則現代美術館蔵